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第3回 英語の勉強方法について

チュートリアル通信
河合塾KALS 臨床心理士指定大学院講座 チュートリアル通信
チュートリアル通信では、大学院に合格したKALSのチューターが、勉強法や参考図書、研究計画書について、各大学院の様々な情報や、心理士事情など皆さんに有益となるようなコンテンツをお送りしていきます。日々の勉強の合間の息抜きとして、是非ご覧になってみてください。
第3回 英語の勉強方法について

新宿校チューター : 鎌 彩絵 



みなさん、こんにちは☺ 新宿本校の心理系チューターの鎌です。

あたたかい日も増えて来て、お散歩日和な日が出てきましたね☀
息抜きがてら、歩いたり、人の少ない場所で運動したりしながら勉強も頑張りましょう!
一部の学校では大学院の説明会をオンラインで実施するようです。
検討している学校の説明会に気軽に参加できると思うので、ぜひ調べて、参加されてみてくださいね。

さて今月は2本のチュートリアル通信を出させていただきます。テーマは「英語の勉強方法について」「論述の対策について」です。まず1本目として「英語の勉強方法について」、お伝えさせていただきます。






英語試験のタイプ

心理系大学院の英語の試験では次のようなタイプがあります。

英文和訳 要約 部分和訳






大体がこれらのタイプに分けられます。
出題される英文は心理系の英語論文からの抜粋や心理系の英語の教科書や読み物からの抜粋のことが多いようです。
一部の学校では、英作文があったり、心理系以外の分野からの出題や大学入試のような一般的な英語の出題があったりする学校もあるようですので、志望校の過去問を見て、傾向を把握しましょう。





さて、みなさん、

英語は得意ですか? 苦手ですか?



実は私もチュートリアルを執筆させていただいている身ではありますが、お恥ずかしながら英語が大の苦手でした…。
大学も推薦入学をしており、いわゆる受験の英語にはほとんど触れないまま大学院入試を目指したので、勉強を始めたときは、正直絶望的でした…。

私ほどまではいかないにしても、苦手な方はいらっしゃるかと思いますので、私がやっていた対策方法について簡単にお伝えさせていただきます。

では、はじめにちょっと問題です。次の文章を和訳してみてください。


The present study examined individual differences in theory of mind (ToM) among a group of 60 children (7–11 years-old) with autism spectrum disorder (ASD) and average intelligence. Using open-ended and structured tasks to measure affective ToM, cognitive ToM, and spontaneous social attribution, we explored the nature of ToM and assessed whether ToM predicts the phenotypic heterogeneity in ASD through structural equation modeling. (後略)

(Melody Altschuler, Georgios Sideridis, Shashwat Kala, Megan Warshawsky, Rachel Gilbert, Devon Carroll, Rebecca Burger‑Caplan, Susan Faja(2018). Measuring Individual Differences in Cognitive, Affective,and Spontaneous Theory of Mind Among School-Aged Children with Autism Spectrum Disorder., Journal of Autism & Developmental Disorders, 48(11), p3945-3957.のAbstractより抜粋)



さて上の文章を読んで、和訳した時、どこで引っかかりましたでしょうか?

①単語が分からない
②SVOCがとれない、構文が分からない
③なんとなく訳せるけど、カタコトの日本語になってしまう



それぞれで対策が異なるので一つずつ見てみましょう。

①単語が分からない
→単語力を強化しましょう



「心理の専門用語の英単語」:専門用語なので、市販の心理英語の単語帳やKALSのテキストで正確に訳語を覚えましょう。

「一般用語の英単語」:辞書持ち込み可の学校もありますが、持ち込み可でも紙辞書の場合がほとんどです。試験時間中に調べていると時間が足りなくなってしまう可能性があるので、覚えておくと良いと思います。一般用語は意訳することが必要なこともあるので、ニュアンスも覚えるように意識しましょう。

②SVOCがとれない、構文が分からない
→大学受験向けの参考書で復習しましょう



どこが主語なのか、どこがどれを修飾しているのかが分からない、あるいは構文の訳し方が分からないという場合、単語が分かっていても文章として組み立てることができません。大学受験向けの参考書で文法自体の復習をしてみましょう。

③なんとなく訳せるけど、カタコトの日本語になってしまう
→日本語としてのきれいさを意識しましょう。



英語和訳の問題ではちゃんと要点を抑えつつ、いかに日本語らしく訳せるか、がポイントになってきます。日本語の心理学論文を読んだり、自分で訳したものを読み直してみて、どうすれば日本語らしい訳し方になるのか、復習して意訳が出来るように心がけましょう。


ざっとまとめると私がやっていた対策は上記のようなものでした。英語がものすごく苦手だった私は①~③までまんべんなくやる必要がありました。まだまだ英語力を伸ばせる時期ですので、それぞれご自分のレベルのところから対策を始めてみるといいかと思います。







今回は全文和訳を取り上げてみましたが、要約や部分和訳の問題では読み方や解き方にもポイントがあります。
それぞれについて詳しく知りたい方やおすすめの参考書などが知りたい方、英語対策で困っていることがある方はぜひチューターのところに来てください☺

6月はもう1本、「論述の対策について」というテーマでチュートリアル通信を書かせていただきますので、そちらもぜひご覧くださいね。