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第4回 論述の対策について

チュートリアル通信
河合塾KALS 臨床心理士指定大学院講座 チュートリアル通信
チュートリアル通信では、大学院に合格したKALSのチューターが、勉強法や参考図書、研究計画書について、各大学院の様々な情報や、心理士事情など皆さんに有益となるようなコンテンツをお送りしていきます。日々の勉強の合間の息抜きとして、是非ご覧になってみてください。
第4回 論述の対策について

新宿校チューター : 鎌 彩絵 


みなさん、こんにちは☺
新宿本校の心理系チューターの鎌です。
今月中に募集要項を公開する学校が多いようです。志望校のHPのチェックをお忘れないようにしてくださいね。

さて今月2 本目のチュートリアル通信のテーマは「論述の対策について」です。



論述問題って?



論述問題は長文での回答を求める問題になります。
例えばこんな問題ですね。



(1)精神分析的心理療法と認知行動療法の共通点と相違点についてまとめよ。
(2)治療構造の重要性について400字程度でまとめよ。



学校によって求められる分量は300字~1200字程度と幅は広くなっています。多くの学校では400字~600字程度を求めてくるようです。

上記の例題は単純に知識を問う問題ですが、学校によっては「事例問題」を出してくる場合もあります。学校ごとに傾向は異なるので、その点は過去問を見ておきましょう。

知識の問題にしても事例問題にしてもそんなに長く書けないよ…と思われる方も多いと思います。しかし、論述問題は入院前に知っておくべき「知識」を聞いている問題だと思ってください。それを論理的にまとめて説明することが求められています。事例問題についても基本的に押さえておくべき知識を事例にどのように応用して説明するか、ということが求められているので、そこまで構えなくても大丈夫です。




では、どうやって対策するのか?
おおまかに3つの対策の仕方があります。

①スタンダードな論述問題に回答できるようになりましょう。
市販のテキストやKALSのテキストで心理系の論述問題の参考書がありますので、そこに載っている内容について、繰り返しやって必要なポイントを落とさずに書けるところを目指します。

②志望校の過去問に取り組んでみましょう。
実際の過去問は直前期の対策に使いたいので、自分で類題を作ることをお勧めします。

例えば、
過去問で「質問紙法の長所と短所についてまとめよ。」という問題があったら…
             ⇓
    「面接法の長所と短所についてまとめよ。」
    「実験法の長所と短所についてまとめよ。」

という形で類題を作って解く練習をしてみてください。

なんで類題をやるか、というと過去問で出た問題と同じ問題はその学校では出題されないから、です。なので、実は実際の過去問を完璧に解けても、他の志望校の対策にはなりますが、その学校の対策にはならないのです。ただ、同じ分野から似たような問題が出題される可能性はあるので、類題で練習をしていきます。

③時間的に余力があったら、受けない学校の過去問にも取り組みましょう。
志望校の傾向を把握できていれば、他の学校の過去問の中でも似ている問題を見つけることができるので、それらを解いてみます。KALSの受講生は公開されている過去問を校舎で見ることができるので、それを活用して練習材料をそろえましょう。




対策としてやるべきことはこんな感じですね。
そして論述対策をやるうえで最も大切なことは、実際に手で書いてみること、そして書いた内容を復習して繰り返し書いてみることです。

実際に手を使って書くことで、自分が一定の分量を書くときの時間を把握することができます。限られた時間の中で高得点を出すためには見直しの時間も取れるといいかな、と思うので、試験時間の中でとれる時間でどのくらいの分量を書けるか把握しておくと良いでしょう。



書いた内容の復習はとっても大事だと思います。書いている最中は気づかなかった論理性のなさや自分の癖を見つけることができます。
内容についても、勉強を進めていく中で他に書けることが見つかることもあります。

また、書くべきことが分からない、自信がない問題があったら、そのままにしないでください。チューターや講師の先生方、あるいは他の受験生や知り合いの院生のところに持っていき、書くべきことが漏れていないか、他に書けることがないかについてアドバイスをもらいましょう。

それにより、より多くの情報を含めた回答を作る手掛かりが得られると思います。



さて、論述対策についてはこのように進めていきます。そろそろ基本的な知識が付き、論述対策を始めよう!という方も多いと思いますので、参考にしてみてくださいね。

もっと詳しく知りたい、という方はぜひチューターのところに相談に来てくださいね☺

来月は「出願前にできる研究計画書のブラッシュアップについて」というテーマでチュートリアル通信を書かせていただきます。研究計画書については作成にも時間がかかると思いますし、すでに取り組まれている方も多いと思いますので、チューターへの相談も活用してくださいね。