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チュートリアル通信第15回 一日の勉強の密度を上げよう

チュートリアル通信
河合塾KALS 臨床心理士指定大学院講座 チュートリアル通信
チュートリアル通信では、大学院に合格したKALSのチューターが、勉強法や参考図書、研究計画書について、各大学院の様々な情報や、心理士事情など皆さんに有益となるようなコンテンツをお送りしていきます。日々の勉強の合間の息抜きとして、是非ご覧になってみてください。

第15回 一日の勉強の密度を上げよう
河合塾KALS臨床心理士指定大学院講座

新宿校チューター : 今井美沙


さて、前回のチュートリアル通信では、今の時期にやっておくべきことをまとめました。今回は、1日1日の時間の使い方について取り上げたいと思います。大学院入試の勉強は、1日1日の積み重ねが大切になるのですが、「なかなか集中してできない…」「1日の勉強にあてる時間があまりない…」などの声もよく聞きます。そこで、今回は私なりの勉強効率の上げ方などをご紹介できればと思います。1日の密度を上げていって、合格に少しでも近づいていきましょう!

自分が今、何をすべきなのかを確認する

これは、何より重要な作業といえるでしょう。すでに皆さんが体感していると思いますが、大学院入試のために行うことは予想以上に膨大です。勉強だけでなく、志望校の決定研究計画書の作成などなど…、「こんなにやることがあるのか!?」と思った方も多いのではないでしょうか?しかし、この作業量に対して「これだけやることがあるのだから、全部やらないと!」「全部大切だから、優先順位なんかつけられない!」と思ってしまうと、効率はガクッと下がります。1つ1つの作業は時間がかかるので一気に行うことはできないにしても、どれから手を付けるかを明確にしなければなりません。

また、「やることはたくさんあるし、やらなきゃいけないと思ってはいるんだけど、何からやればわからなくて、結局1日終わっちゃった…」というのが一番もったいない状況です。後々「もっとやっとけば良かった…」という後悔にもつながります。こういった時間は可能な限り少なくしていく必要があります!

そのためには、自分が今何を特にやらなければいけないか?を分析する必要があります。そして、その際にはやるべきことをより具体的にすることがポイントです!例えば、専門科目の勉強をやらなければ!と思っていても、専門科目も範囲は膨大。せっかく目標を立てても、「じゃあ、何をやればいいんだっけ?」という結果になりかねません。そのため、目標を立てるなら「概略をつかむために、○○という本のこの章を読んでみよう」「臨床心理学の中で、知能検査についてまだ自信がないから、そこを用語説明してみよう」などの具体的に絞った形の目標を定めると比較的取り組みやすくなります。なかなか効率が上がらない方は、立てている目標が大きすぎるのかもしれないので、もう一度当面の目標を見直してみましょう!

自分が勉強に使える時間を見つけよう

何をすべきか決まったら、次に自分が試験勉強に使える時間を見つけましょう。学生の方、主婦の方、社会人の方など、受験生の皆さんのバックボーンは実にさまざま…。1日に使える時間も人によって大分違ってくると思います。家事がひと段落した午後、仕事が終わった後の3時間、授業とアルバイトの間の時間などなど…。自分が勉強に使える時間をどんどん見つけていきましょう。仕事や家事などで、「なかなか時間がない!」という方も多いかと思います。確かに限られた時間で勉強の時間を作るのは、なかなか骨が折れる作業です。しかし、逆の見方をすれば、勉強に使える時間がより明確に分けられるということ!限られた時間を有効に使っていくことから始めていきましょう!

また、受験勉強に全ての時間を使えるという方もいるかと思います。そんな方達も、自分が集中しやすい時間や勉強のスケジュールを組んで能率を上げていく工夫も大切です。ただやみくもに勉強すればいいというものではありません。メリハリをつけながら勉強すると、不思議と入り方も違ってきます。ただし、かといって無理は禁物!無理をしてしまうと、長期戦の受験勉強には打ち勝てません。体調管理も大切な作業ですので、その部分も視野に入れながら、1日の勉強時間を組み立ててください。

一定のリズムを作ろう

ある程度自分の勉強の時間が見つかったら、一度でそれを終わらせずに継続して行っていきます。自分に合ったペースややりやすいリズムが見つかったら、それをルーティーン化していきましょう!ここでも大切なのは、無理をしないこと。自分に合ってないペースで勉強を続けると継続して勉強ができず、結果的に力がなかなかつきません。「継続は力なり」とはよく言ったもので、とにかく毎日でも継続して勉強することを意識しましょう!

集中できる環境を探そう

これも小さなことではありますが侮るなかれ!とても重要なポイントです。勉強の密度は、勉強している場所での集中度合いによってかなり違ってくるからです。例えば、家で静かにやっている方がはかどるという方は、自宅でコツコツ進めていっても良いかと思いますし、逆に外のほうが出来るという方は、カフェや図書館などを活用するのも手でしょう。KALS受講生の方は、自習室なども選択肢の一つですね。もし、「あんまり集中できないぞ…」という方は、今とは違う場所で勉強してみると効率が上がるかもしれません。よければお試しあれ!

メインのものとは、別のものを探そう

人間の集中力には限界があり、一つの作業に没頭するのはなかなか難しいもの…。勉強も同じで、一つの作業に費やすにも限界があります。そういった時は、それにこだわりすぎず、何か別のことに取り組むというのもオススメです。例えば、心理学のインプットに疲れてしまったら、研究計画書のための論文に目を通す。それにも疲れてしまったら、英語の長文読解かテクニカルタームのアウトプットをしてみるなどなど…。集中力が切れてしまったら無理をせず、別の作業に切り替えて出来ることを増やしていきましょう!

進行を妨げているものは何かを分析しよう

上記のことをやってみたけど、それでも勉強が思うように進まないという方もいるかと思います。チューターの面接の中でこういったことに悩んでいる方も多く、その大きな原因は、“不安”であることが圧倒的に多い印象を受けます。「自分は本当に受かるのだろうか…」「この勉強法で本当に大丈夫なのだろうか…」という思いが強いと、なかなか勉強にも身が入りません。特に受験は、大きなイベントでもあるので余計にそういった不安は強くなると思います。また、大学院受験は「どこまでやれば、確実に合格!」というものもなかなかないものなので、そういったことも不安になりやすい要因の一つでしょうそういった時は自分一人でため込まずに、誰かにお話ししてみましょう。誰かにお話しするだけでも、気持ちが楽になることがあります。また、同じ受験生同士で話せばお互いに励まし合い、頑張る元気をもらえることもあります。受験に関して不安なことがありましたら、KALSにはチューター制度もあるのでどんどん活用してください!

次回は「発達障害」について取り上げます!
いかがでしたか?受験勉強は、1日だけでは終わらない地道な作業です。その生活を乗り越えるためにも、さまざまな工夫をしてみてくださいね!
次回は、皆さんの関心が高い“発達障害”について取り上げていきます!


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