医学部学士編入試験ってどんな試験??
医学部学士編入
前回のブログでは、医学部学士編入試験の特徴などについて、
簡単にご紹介しました。
今回は、実際にどのような試験が行われるのかを紹介します!
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◆ 長い試験期間
医学部学士編入試験の時期は大学によって異なります。
これは、大学によって編入時期が異なるためです。「2年次」や「3年次」での編入を採用している大学は、
4月入学に間に合うように、試験は8月以降に行います。
「2年次後期」を採用している大学は10月からの入学に間に合うよう5月頃から試験を行いはじめます。
下の図は月ごとの試験実施校数(国立のみ)をグラフに表したものですが、見て頂いてわかるように、
5月からはじまり、11月になるまで、毎月どこかで学士編入試験が行われています。
※2014年度は弘前大学、浜松医科大学、香川大学の3校が2回試験を実施
前回のブログでもご紹介したとおり、学士編入試験は国立大学をいくつ受験してもかまいませんので、
一発勝負の一般受験と違い、受験できるチャンスが多いことはひとつ学士編入のメリットといえるのではないでしょうか。
もちろん、一回一回の試験は厳しいものですが。
◆試験は主に「筆記試験」+「面接試験」
医学部学士編入試験の内容は主に「学科試験」(1次試験)+「面接試験」(2次試験)で行われます。
ちなみに、一部「書類審査」がある大学があります(2014年度は4校が実施)。
これらの大学は、出願時に送付する入学志願票や履歴書、成績証明書などを見て、
学科試験へ進む受験生をふるいにかけています。
<医学部学士編入試験の流れ>
◆学科試験で必須なのは英語と生命科学!
学科試験の科目は、主に英語・生命科学・物理・化学・数学のいずれかです。
大学によってこれら全てを課すところもあれば(東京医科歯科大学など)、英語と生命科学のみであったり、
英語と生命科学に加え物理・化学を少しだけ出す大学もあります。
いずれにせよ、英語と生命科学は必ずどこの大学でも必要になっています。
英語については、説明不要でしょう。一部の大学では、学科試験で英語を課さず、
出願時にTOEICやTOEFL iBTのスコアを提出させる大学もあります。
生命科学は、高校で履修する「生物」が基本となる分野です。(大学によっては生物と物理・化学を含め「自然科学」と呼ぶところもあります。)
問題は、医学部の1年生や2年生で扱うような内容を出す大学が多いです。
(合格すれば2年生や2年生の後期から入学することになるので、当たり前といえば当たり前ですが・・)
この2科目については落としてしまうと致命傷になりかねませんので、しっかりとした対策が必要と言えます。
◆ 小論文・面接 どのような人材が求められているのか?
試験では小論文を課す大学もあります。
「小論文」という形で課す大学は数多くはありませんが、他科目でも論述での回答を求められるものがあったりと、
論述力というのは、医学部学士編入においてとても重要になります。
大学によって1次試験で課す大学、2次試験で課す大学があります。(比率は半々くらい)
そして、1次試験を突破すると必ずあるのが、面接試験です。
面接試験は、個別面接で行う大学が多いですが、中にはグループ面接や、同じ面接でも、
始めにプレゼンテーションを行って質疑応答形式で行うようなユニークな大学もあります。
ここでポイントとなるのは、学士編入試験で各大学がどのような人材を求めているかということでしょう。
学士編入で求められる人は、医学を学ぶことに対して明確な目的意識や強い志を持つ人です。
自分がなぜ医師を目指すのか、明確で論理的で、そして説得力のある答えを用意できるか、
常に自問自答し続けましょう。
◆ 一般入試と学士編入、どっちがいいの??
河合塾KALS医学部学士編入BLOGをお読み頂きありがとうございました!
次回は、多くの方からよく聞かれることのある、一般入試と学士編入はどっちがよいのかということについて、
お答えいたします!
また、河合塾KALSの医学部学士編入フェアにもぜひお越しくださいね!
医学部学士編入フェア