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チュートリアル通信第15回 入学まで過ごし方について

チュートリアル通信
チュートリアル通信第12回
河合塾KALSの大学院入試対策講座では、チューター制度を導入しています。授業での合格指導のみならず、受講生向け学習ガイダンス「サクセスチュートリアル」や個別相談(カウンセリング)などを通じて、進路・志望先に関すること、自主学習に関することなど、合格に向けてきめ細かくアドバイスをしています。以下は、MBAチューターから皆さんへのメッセージです。今後の受験対策のご参考にしてください!
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入学までの過ごし方について





希望校に合格なさった方、おめでとうございます。合格直後は、一番やる気に満ちあふれている時期ではないでしょうか。
入学後に「入学前に、もっと勉強しておけばよかった!」と後悔しないためにも、入学前に読んでおくと良いと思う本をご紹介します。

◎統計学

平均、分散、標準偏差、相関を手計算で求められるようになることをオススメします。
KBSでは中間試験に出ました。普段の予習では、エクセルを使います。エクセルの関数でも求められるようにしておくとバッチリです。
統計学の本を色々読みましたが、数学が苦手な私にはこの本が一番分かりやすいものでした。Amazonで、無料で前書きを読むことができますので、ぜひご覧ください。



「直感的統計学」吉田耕作著



◎経済学
ミクロ経済学とマクロ経済学を初めて学ぶ方は、きっと戸惑うのではないでしょうか。
無差別曲線に予算制約!?IS-LM曲線!?成人教育で有名な学者レイノルズによると、人は大人になると抽象的な話が苦手になるそうです。
私が悪戦苦闘していたところ、経済学部出身の級友が薦めてくれた本がありました。
衝撃的なタイトルですが、とても分かりやすく解説されています。著者は大学在学中に同級生に説明するために書いたそうです。
がんばれば1日で読み終えることができます。入学後に苦戦したら読むようにしても良いかもしれません。良本があることをぜひ思い出してください。
ミクロ経済学の本を先に読むと理解がスムーズです。



「落ちこぼれでもわかるミクロ経済学の本」木暮太一著
「落ちこぼれでもわかるマクロ経済学の本」木暮太一著


◎会計
日商簿記検定3級の「仕訳」ができるようになっておくことをおすすめします。「B/S、P/L」が作れて、
営業利益と純利益の違いを明確に説明できるくらいになれれば完璧です。余裕があれば、工業簿記2級で習う間接費の配賦も是非マスターなさってください。

◎経営学史

経営学の主な学者とその主張(ケイパビリティ派がいて、ポーターがいて、バーニーがいて・・など)を時系列でざっくり捉えることをおすすめします。
どのような時代背景において、どのような理論が台頭し、どのような点が批判されたのか、流れを掴んでおくと、授業での教授の発言をより深く理解できるかと思います。
とっつきやすい本として、以下の本をご紹介します。
タイトルに「マンガ」とありますが、挿絵の多い本という印象を受けました。
知らない単語や理解があいまいな概念が出てきた際は、その都度調べながら読み進めることをおすすめします。真剣に読破すると、かなり勉強になります。



「マンガ経営戦略全史 確立篇」 三谷宏治著
「マンガ経営戦略全史 革新篇」 三谷宏治著





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