臨床心理士の仕事について知ろう!
心理
こんにちは!河合塾KALS臨床心理士指定大学院講座です。
河合塾KALSでは、3月に臨床心理士をお考えの方向けのイベント、「臨床心理フェア」を開催いたします。
イベントまでの間、臨床心理士・臨床心理士指定大学院入試に関する情報を皆様にブログ形式でご紹介いたします。
また、臨床心理フェア公式Twitterもぜひフォローしてみてくださいね!
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◆そもそも、臨床心理士とは?
「臨床心理士」って正確にどんなものか、 ご存知ですか?
臨床心理士は、「臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて心理的な問題を取り扱う“心の専門家”です。」
(公益財団法人 臨床心理士資格認定協会HPより)
昭和63(1988)年に「日本臨床心理士資格認定協会」が設立され、「臨床心理士」の資格認定が開始されました。
この協会は、1990年には文部科学省から財団法人として認可され、2012年には24,666名の「臨床心理士」が資格を取得し、
スクールカウンセラーをはじめさまざまな領域で活躍しています。
また、国家資格としての認定への動きもあり(いつになるかはわかりませんが)、将来心理系の職種に就こうと考えている人は、
ぜひとも取得しておきたい資格です。
◆臨床心理士の仕事って?
では、臨床心理士の仕事って一体何をするのでしょう?
臨床心理士を必要としているクライアントの抱える問題は、人によって多種多様です。
そして、それらの問題には、医者が使うような特効薬のようなものはもちろんありません。
一人一人価値観や経験が異なるクライアントとかかわりながら、自己実現のためのサポートをしていく。
これは臨床心理士の大変なところであるとともに、大きな魅力といえるでしょう。
その仕事は大きく次の4つに分類されています。
1、臨床心理査定(心理アセスメント)
まずは、これからのサポートについて、方針を決定します。
面接や心理検査などを通し、状況や問題点を把握して、
どのようなサポートをしけばよいかを明らかにします。
2、臨床心理面接
様々なアプローチを用いて、実際に心のケアを行います。
臨床心理士の腕のみせどころですね。
クライアントと信頼関係を構築しながら、心の支援をしていきます。
3、臨床心理学的地域援助
クライアント個人への心理的なアプローチだけでは、解決が難しい場合、
クライアントの属するコミュニティへの働きかけを行います。
また、ここにはメンタルケアなどについての情報発信の仕事も含まれます。
4、調査・研究
よりよい心理的サポートを実施するために、常に調査・研究は欠かせません。
◆臨床心理士の現場は?
それでは、臨床心理士はいったいどういう現場で仕事をしているのでしょうか?
自殺者の問題など、日本でも心理的問題を抱えた労働者のケアなどで、臨床心理士の活躍が期待されています。
実際、臨床心理士は様々な職業分野で活躍しています。
下は大まかな臨床心理士が活動している分野の図です。
上記はもちろんほんの一例で、まだまだ臨床心理士が活躍している場があります。
臨床心理士は今後も広く様々な分野で活躍していくでしょう。
◆次回 臨床心理士になるには??
河合塾KALS臨床心理士指定大学院BLOGをお読み頂きありがとうございました!
次回は、実際に臨床心理士になるためにはどうすればよいかご紹介いたします。