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越川チューター(新大阪校)ご挨拶

チュートリアル通信
自己紹介・大学院の特徴



大阪校 心理系チューター 越川陽介

 KALS受講生の皆さんはじめまして。河合塾KALS新大阪校の心理系チューターの越川と申します。
心理職を目指して受講された皆様の研究計画書作成や志望校選びなどをお手伝いするチューターとして、新大阪校に勤めて今年度で6年目になります。
チューターとして皆様とお会いする中で、さまざまな想いやモチベーションを持ちながらいらっしゃるのを実感しています。
受験勉強自体は大変で面倒くさい側面もありますが、その一方で受験勉強自体を通して成長されていく過程でもあります。

その過程を一人で乗り越えることは、孤独であったりモチベーションが上がらなかったりとするかもしれません。
是非そんな時に、予約を取ってお話を聞かせていただけたらなと思っています。




自己紹介
 さて、チューター自身がどんな人か分からないと、相談するのもちょっとなー、と感じるかと思いますので、少しだけ自己紹介をさせていただけたらと思います。
私は専門職大学院である関西大学大学院を修了したのち、医学部の博士課程に進学をして、学位を取得したのち、現在大学病院の研究員や、クリニックで予診、心理検査、心理療法の業務を主な仕事としています。
職域は医療領域が中心で、精神疾患や向精神薬に関する知識について勉強することが多いです。
心理療法ではパーソン・センタード・アプローチの考え方をセラピストとしての在り方として大切にしており、特にフォーカシングの考え方を心理療法の中に多く取り込んで普段の臨床を行っています。

 また、皆様の関心の一つとして、大学院の特徴はどんなものなのか、という点があるかと思います。志望校選びの参考のためにしていただけたらと思うので簡単に紹介してみたいと思います。




関西大学大学院の特徴について
私が在籍していた大学院は専門職大学院でした。
現在本邦に6校ある学校のうちの一つですが、専門職大学院は修了するためには取得する単位が非常に多いことが特徴です。
このため、1週間のスケジュールがとても詰まっており、多くの授業や課題をこなすのが日々大変でした。
しかし、私の通っていた当時は1学年30名と人数が多く、そのたくさんの同級生と切磋琢磨しながら現場に出てから必要な技能や知識を習得していきました。
加えて、大学院を選ぶ時のポイントの一つは、その大学院はどんな雰囲気なのか、という点です。
その雰囲気は、その大学院がどんな心理療法のオリエンテーションを持っているかによっても影響を受けるかもしれません。
その点から私の通っていた時の大学院の風土を見てみますと、上述したパーソン・センタード・アプローチの考え方がその風土に根付いているように思います。
心理療法を行う上で大切な態度である受容や共感、自己一致を大切にし、何よりセラピスト自身が一人の個人として成長することをとても大切にしていると感じています。
「クライエントのために行う心理療法に何故セラピストの成長が必要なの?」と疑問に感じた方もいるかもしれません。紙面の関係上細かに説明することは難しいですが、実際に授業としてセルフ・ディベロップメント演習という授業があり、自身の成長について考える時間を授業として持つことが関西大学大学院の特徴を言い表しているのではないかと考えています。



 長々と書き連ねておりますが、何かしらの参考になりましたら嬉しいです。KALSの中で行う面談でも、上記の点を大切にしながら、受験という過程の中での成長することへの手助けを大切にしながら面談を行っています。量的研究の研究計画の立て方や、統計手法で何を用いるのが良いか、など具体的なことから、何かをしないといけないけれど、自分でも何が分からないのか分からない、というような相談まで受け付けておりますので、気が向きましたら是非お越しください。よろしくお願いします。