チュートリアル通信第12回 国内MBA試験前日までに必ずチェックしておきたいこと。
チュートリアル通信
河合塾KALSの大学院入試対策講座では、チューター制度を導入しています。授業での合格指導のみならず、受講生向け学習ガイダンス「サクセスチュートリアル」や個別相談(カウンセリング)などを通じて、進路・志望先に関すること、自主学習に関することなど、合格に向けてきめ細かくアドバイスをしています。
河合塾KALSの国内MBA・MOT対策講座
第12回 試験直前の対策その2
皆さん、こんにちは。今号が発表される頃には、すでに志望校への出願を終え、ラストスパートをかけているかと思います。いままでKALSの課題に取り組まれた方であれば、合格に近づいているといえますので、最後まで気を抜かないで勉強を進めれば問題ないと思います。そこで、ここでは試験当日で実力を発揮できるよう、当日の心構えについて触れていきます。今号は筆記試験、次号は口述試験に関する留意点を説明しますので、できれば試験前日までに目通しいただければと思います。
◎試験当日の心構え ~ 筆記試験編 ~
過去のチュートリアル通信で、入試直前期にあまり手を広げず、今までの復習をメインに取り組むことをおすすめしました。また、本番と同様に時間を計ることで時間内に解ける練習も紹介しました。ここでは、これらの練習の成果が十分発揮できるよう、試験当日の注意点について説明します。
1 持ち物
言うまでもありませんが、どの試験も規則が定められていて、当日受験生はこの規則を守る必要があります。志望校の受験要領や受験票に添付されている心得には、当日の注意点としてこれらの規則が明記されていますので、必ず目を通しておきましょう。普段小論文に取り組んでいる環境が規則と異なっている場合、不要なストレスを感じることがあります。事前に確認し、当日になって慌てないように気をつけましょう。
見落としがちなのが、時計と飲み物です。最近は携帯電話やスマートフォンを時計代わりに使うことが多くなり、腕時計などを持ち合わせていない方が多いと思われます。当然ながら、携帯電話やスマートフォンは不正行為に利用する可能性があるため、当日は電源を切りカバン等にしまうよう指示されます。教室内に時計があるといっても、座席によっては見えにくいこともありますので、当日時計を忘れないことをお勧めします。
普段の学習でペットボトルなど飲み物をそばに置いている方は、本番うっかり机の上にそれらを置かないようにしましょう。これも言うまでもありませんが、当日カゼを引いたとしても特別扱いしてもらえません。のどの不調で試験が台無し、ということがないよう体調にはくれぐれもご留意ください。
2 筆記具
当日持ち込める筆記具も事前に確認しておきましょう。最近増えているフリクション(消せるボールペン)は、受験するMBAにより取り扱いが異なります(以下、いずれも抜粋。傍線は筆者)。
<慶應義塾大学大学院(KBS)>
・ 答案は、黒また青のインクのボールペンで記入してください。消せるボールペンは、熱に反応し解答が消える事ありますので使用は認めません。
<早稲田大学ビジネススクール(WBS)>
・ 筆記用具は黒色または青色のインクのペンまたはボールペンを使用し、解答ははっきりと書いてください。鉛筆およびシャープペンシルを使用することはできません。消しゴム等で文字を消すことができるインクのペンまたはボールペンは使用可能です。
なお、私見では使い慣れない筆記具を本番に使うと手が疲れてしまいペースが落ちる可能性があります。KBSとWBSを併願する方で消せるボールペンを使用している方は、KBSで使用不可となるため他の筆記具で慣れておくことをお勧めします。
3 平常心
KALSの課題はしっかり解いた、過去問も一通り解いた。では、本番に出題される問題も難なく解ける、といいたいところですが、実際はそううまくはいきません。というのも、これまでと全くタイプの異なる問題、あるいは制限時間内ではとても手が回らないような分量がある問題など、想定と異なる事態が往々にして起こりうるからです。これに対するアドバイスは、
過度に不安にならない
ことです。どのような問題が出たとしても、皆さん含めすべての受験生が同じ状況に立っています。だとすれば、これまで練習を積み重ねた皆さんであれば、小論文に対する経験値が高い分、未知の問題でもスムーズに解ける可能性が高いと言えるでしょう。冷静に、空欄を残さないよう時間配分を決めて回答しましょう。直前期の演習は冷静さを取り戻す大事な機会ですので、最後まで怠らないようお願いします。
今号は筆記試験での留意点を整理しました。次号では口述試験での留意点を紹介しますので、試験前日までにお目通し願います。
MBAチューター
◎試験当日の心構え ~ 筆記試験編 ~
過去のチュートリアル通信で、入試直前期にあまり手を広げず、今までの復習をメインに取り組むことをおすすめしました。また、本番と同様に時間を計ることで時間内に解ける練習も紹介しました。ここでは、これらの練習の成果が十分発揮できるよう、試験当日の注意点について説明します。
1 持ち物
言うまでもありませんが、どの試験も規則が定められていて、当日受験生はこの規則を守る必要があります。志望校の受験要領や受験票に添付されている心得には、当日の注意点としてこれらの規則が明記されていますので、必ず目を通しておきましょう。普段小論文に取り組んでいる環境が規則と異なっている場合、不要なストレスを感じることがあります。事前に確認し、当日になって慌てないように気をつけましょう。
見落としがちなのが、時計と飲み物です。最近は携帯電話やスマートフォンを時計代わりに使うことが多くなり、腕時計などを持ち合わせていない方が多いと思われます。当然ながら、携帯電話やスマートフォンは不正行為に利用する可能性があるため、当日は電源を切りカバン等にしまうよう指示されます。教室内に時計があるといっても、座席によっては見えにくいこともありますので、当日時計を忘れないことをお勧めします。
普段の学習でペットボトルなど飲み物をそばに置いている方は、本番うっかり机の上にそれらを置かないようにしましょう。これも言うまでもありませんが、当日カゼを引いたとしても特別扱いしてもらえません。のどの不調で試験が台無し、ということがないよう体調にはくれぐれもご留意ください。
2 筆記具
当日持ち込める筆記具も事前に確認しておきましょう。最近増えているフリクション(消せるボールペン)は、受験するMBAにより取り扱いが異なります(以下、いずれも抜粋。傍線は筆者)。
<慶應義塾大学大学院(KBS)>
・ 答案は、黒また青のインクのボールペンで記入してください。消せるボールペンは、熱に反応し解答が消える事ありますので使用は認めません。
<早稲田大学ビジネススクール(WBS)>
・ 筆記用具は黒色または青色のインクのペンまたはボールペンを使用し、解答ははっきりと書いてください。鉛筆およびシャープペンシルを使用することはできません。消しゴム等で文字を消すことができるインクのペンまたはボールペンは使用可能です。
なお、私見では使い慣れない筆記具を本番に使うと手が疲れてしまいペースが落ちる可能性があります。KBSとWBSを併願する方で消せるボールペンを使用している方は、KBSで使用不可となるため他の筆記具で慣れておくことをお勧めします。
3 平常心
KALSの課題はしっかり解いた、過去問も一通り解いた。では、本番に出題される問題も難なく解ける、といいたいところですが、実際はそううまくはいきません。というのも、これまでと全くタイプの異なる問題、あるいは制限時間内ではとても手が回らないような分量がある問題など、想定と異なる事態が往々にして起こりうるからです。これに対するアドバイスは、
過度に不安にならない
ことです。どのような問題が出たとしても、皆さん含めすべての受験生が同じ状況に立っています。だとすれば、これまで練習を積み重ねた皆さんであれば、小論文に対する経験値が高い分、未知の問題でもスムーズに解ける可能性が高いと言えるでしょう。冷静に、空欄を残さないよう時間配分を決めて回答しましょう。直前期の演習は冷静さを取り戻す大事な機会ですので、最後まで怠らないようお願いします。
今号は筆記試験での留意点を整理しました。次号では口述試験での留意点を紹介しますので、試験前日までにお目通し願います。
MBAチューター