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チュートリアル通信第3回 学校説明会

チュートリアル通信
国内MBA・MOTチュートリアル通信

河合塾KALSの大学院入試対策講座では、チューター制度を導入しています。授業での合格指導のみならず、受講生向け学習ガイダンス「サクセスチュートリアル」や個別相談(カウンセリング)などを通じて、進路・志望先に関すること、自主学習に関することなど、合格に向けてきめ細かくアドバイスをしています。以下は、MBAチューターから皆さんへのメッセージです。今後の受験対策のご参考にしてください! 
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河合塾KALSの国内MBA・MOT対策

第3回 学校説明会
学校


MBA・MOTの学校には、それぞれ異なる特色があります。実際に足を運んで、学校の雰囲気を感じたり、教授の考えに直接触れたりすることで、ご自分の希望に合う学校をぜひ見つけていただきたいと思います。
学校説明会は例年7月から9月上旬にかけて行われることが多いですが、慶應義塾大学や筑波大学大学院など早いところでは5~6月にオープンキャンパスを実施します。学校のホームページやKALSのHOT NEWSをこまめにチェックし、情報の見落としがないようご注意ください。


◎学校説明会参加のメリット

1. 学校の雰囲気がわかる

学校説明会に参加すると、教員や現役学生、OB、そして志望者に、各学校の個性が現れていることに気が付かれることでしょう。
例えば、筑波大学大学院や早稲田大学大学院は毎年300人前後が参加する大規模な説明会であるのに対し、少人数教育を特色として打ち出している首都大学東京大学院では参加数が100人前後と少なめで、教員との距離感が近いものになります。また、筑波大学大学院はリサーチを重視するスタンスからか比較的落ち着いた雰囲気で進むのに対し、早稲田大学大学院は教員も志望者も非常ににぎやかで活発な雰囲気があります。
ご自身が気になる学校の説明会にはなるべく参加されることをおすすめします。

2. 受験対策につながる

学校説明会では、各学校が求める学生像が示されます。リサーチを重視する学校と、活発に議論することを重視する学校とでは、学生に求める個性に差が生じるのは当然と言えるでしょう。
学校側が提供したい学びを理解した上で、ご自身が通学することになった場合を具体的にイメージなさってください。「なぜこの学校を第一志望としたのか?」という問いに対して、ご自身の志望動機と結びつけた回答を組み立てることが可能になります。受験対策、とりわけ研究計画書対策において重要なポイントです。


◎学校説明会の基本的な流れ

MBA・MOTで行われる学校説明会の流れは概ね以下のとおりです。具体的な内容は各学校で公表されるプログラムをご参照ください。
  • 概要説明(教育方針、沿革、育成したい学生像など)
  • カリキュラム説明(講義・ゼミの特色、修了要件など)
  • 入試の説明
  • 受講生(あるいはOB)による学生生活紹介
  • 模擬授業
  • その他(過去問の公開、個別相談、キャンパスツアーなど)
私自身は、説明会場にはなるべく早めに到着して、過去問を一生懸命読むことを心がけていました。


◎最後に
皆様のなかには、すでに第一志望校を決められている方も、まだ迷われている方もいらっしゃると思います。
第一志望校を決められている方は、ご自身の志望校に近い別の学校の説明会にも参加することをおすすめします。第一志望校だけで十分ではないか、と思われるかもしれません。しかし、研究計画書対策として「なぜ第一志望としたのか?」を明確にするうえで他校と比較するのは有効な方法です。受験校を絞って一発勝負に持ち込んでしまうと本試験で緊張するリスクがありますので、試験慣れという意味でも併願校を探されることをおすすめします。
受験校を決めていらっしゃらない方は、ぜひたくさんの学校説明会に参加なさってください。在校生や修了生のお話の中にヒントがあるかもしれません。「自分はMBAに何を求めているのか?」「教員や学友とどう接していきたいのか?」などといった観点での分析を進めつつ、「この学校に通っている自分を想像するとワクワクするか」という気持ちを大切になさってください。受験する時点で志望校を一つに絞る必要はありません。むしろ、「MBAに行きたい」、「○○をするためにMBAが必要だ」という意志を固めることができれば、合格に近づくことができると言えるでしょう。

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