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池田チューター(新宿本校)ご挨拶

チュートリアル通信
自己紹介・大学院の特徴



新宿校チューター:池田日菜
 皆さまはじめまして。河合塾KALS新宿校で心理系大学院のチューターをしております、池田です。紅葉を迎え、朝夕冷え込む季節となりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回のチュートリアル通信のテーマは“自己紹介と大学院紹介”ということでして、私自身のお話をさせていただく機会をいただきました。
いつもカウンセリングでは、さまざまなご相談をお受けしています。
勉強方法のこと、志望校選びのこと、研究計画のこと、いま不安に思っていること、その他にもさまざまです。
なかでも、受講生の方から「一体どのようにして進学先を決めたのですか」とのご質問をいただくことがよくあります。
ご丁寧にお答えしたいと思いつつも30分のカウンセリングですし、限られた時間のなかで自分の話をたくさんするのもなぁといった思いもあり、これまで皆さまとゆっくりお話ができないことがありました。
今日は、そういったことを含め自分自身のこと、そして学校のことをお話させていただければと思います。お付き合いいただけたら嬉しいです。



武蔵野大学大学院ってどんな学校?


✓臨床心理学を学ぶとなると、「人間社会研究科 人間学専攻 臨床心理学コース」となる
✓「第一種指定大学院」とされ、定められた授業を履修すると臨床心理士の受験資格が得られる
公認心理師資格に対応したカリキュラムが導入されている(条件を満たす者が受験資格が得られる)
✓特に…トラウマ・悲嘆(子どもも大人も)/社交不安/産業領域における支援・教育療育における支援(SC等)/司法領域での支援(加害者支援や被害者支援)・ロールシャッハテスト/精神医学に詳しい先生方が揃っている
✓PTSD、複雑性悲嘆を学べる、司法領域に詳しい、様々な専門をもつ教授陣がいることが大きな特徴




武蔵野大学大学院入学まで
私は現在、武蔵野大学大学院に在籍しており修士課程1年目になります。入学して半年くらい経ちますかね。
私はもともと心理学を勉強する学部にいたので初学者の方にくらべると基本的な知識はあったように思うのですが、大学院受験は大学受験のように全国模試があるわけでもないし、過去問を入手できたとしてもせいぜい3年分くらい。受験をすると決めたはいいけれど何から手をつけたらいいの?どこを目指せばいいの?とわからないことだらけで右往左往状態だったのでまずは予備校で情報収集をすることにしました。


私のKALS活用法

時間は十分にあったので1年間かけてじっくり勉強できるパーフェクトコースを受講し、平日は大学の授業後間に合う日だけ予備校の講義に出席し、休日も基本は自習室やカフェなどで卒論を進めたり勉強をするようにしていました。おそらく平均して1日に8時間くらい勉強していたと思います。(もちろん8時間勉強しないと合格できないということでは決してありません!周りの友人は短期間短時間の勉強で合格しています)ちなみに、受験勉強に必要な時間は受験校の数やレベルで大きく変わってくると思います。私の場合、練習になる学校(1校)、自分の学校、研究したいことができる学校(2校)と幅広く学校を受けるつもりでいたのである程度見通しを立てながら勉強するようにしました。

進路選択について
このような感じで計画を立てながら1年弱の受験生活を送り、頑張った甲斐もあって複数の学校に合格することができました。
合格をいただいた学校は、昭和女子、武蔵野、法政、早稲田になります。自分のなかでは1番行きたい学校もそれなりに固まっていましたしすんなりと進学先を決められると思っていたのですが、いざ決めるとなると想定にもなく進学先にはとても悩まされました…。

相談する人する人に贅沢な悩みだと言われましたが、関心ごとがたくさんあった私にとってはどの学校もちがった魅力があり、それぞれにやれることが大きくちがったのでとても難しい選択でした。というのも、自分が心理の専門家としてどのような働き方をしたいかによって進学する先も変わってくるからです。

そんなときに相談にのっていただいたとある先生から「あなたはどうしたいの?もうたくさん考えてきたのだから感じてみるのはどうかな」とのお言葉をいただき、ハッと気づかされたことがありました。これまで自分の頭だけで合理的に考えることが多かったけど自分のこころの声を聞いたことがあったかな?と。

私たちのところに相談にくる人は頭ではわかっているけどどうすることもできずにいる人だったり、臨床で出逢う悩みは理屈じゃないことがたくさんあるんだろうなと。人の表面的な部分をさらっとすくってわかった気になるのではなくてその人の心の動きをもっともっと丁寧に見る努力をしたいと思いました。そう思ったときに自分が通っていた武蔵野が浮かんできたのでそのまま進学することを決められました。その他には、博士課程進学も考えていたので希望する先生が博士課程をもってくださるかどうかも進学決定における大切なポイントでした。



これから大学院を目指す方へ
チュートリアル通信をいま読んでくださっている方には、心理学の学部に在籍されている方や心理学初学者の方、社会人経験がある方、皆さまさまざまなバックグラウンドをおもちだと思います。受験勉強のこと、将来のこと、その他研究計画などお困りなことがありましたらぜひカウンセリングを活用されてみてください。
私はまだまだ未熟な学生で、皆さまと同じように専門家を目指し勉強している所存ですが、少しでも皆さまのお役に立てるよう邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。