学士編入と一般受験どっちがいいの??Part.2
医学部学士編入
こんにちは!河合塾KALS医学部学士編入講座です。
今回は、KALSがお客様からもよく聞かれることのある、学士編入と一般受験のどちらで医学部を目指す方がよいのか
という前回のブログの続編です!
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前回は試験内容から、学士編入と一般入試の違いをご紹介いたしました。
今回はその他の学士編入と一般入試の違いをご紹介いたします。
どちらの受験かでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
◆ 募集人数が多い「一般」、筆記を通れば倍率が下がる「編入」
募集人数が多いのはもちろん一般入試の方です。
一般入試は、2014年度で国公立だけでも募集定員が4,400名以上、私大も合わせると7,000名以上になります。
(国公立の推薦入試は除いています。)
<表1: 2014年度 医学部募集定員と最終倍率 『河合塾医進塾HPより』>
一方で、学士編入では各大学の募集自体が5名~20名と少ないこともあり、
1次の筆記の倍率はやはり高めです。編入試験は受験者数を公表していない大学もあり、
また、大学によっても幅がありますが、10倍くらいのところから、競争率の高いところで30倍くらいになるところもあります。
ただ、学士編入の特徴として筆記試験さえ突破できれば、倍率はかなり下がると言われています。
(3~5倍程度に一気にさがります。)
とは言え、前回のブログでもご紹介したとおり、編入試験における面接のウェイトは高いので、
ここでの対策も勝敗をわける鍵になります。
◆ 短期集中一発勝負の「一般」、1年間かけて何度もチャレンジができる「編入」
一般試験は国立大学がご存知のとおり前期日程、後期日程で1校ずつしか受けることができません。
また、私立大学については日程がかぶらなければ併願が可能ですが、日程は1月~3月の間に集中しています。
一方学士編入試験は国立大学を何校も受験できる上、大学によって受験時期に幅があります。
そのため、編入試験の場合は1年間かけてチャレンジすることが可能です。
(第2回ブログ『医学部学士編入試験ってどんな試験』も参照)
◆ 情報が簡単に手に入る「一般」、情報力で差が付く「編入」
一般入試の情報や各予備校などが出すデータなども豊富にあり、ネットで簡単に調べることができます。
なおかつ過去問も赤本や各社が出している問題集などで、容易に入手することが可能です。
一方、編入試験は一般に比べるとはるかに情報が少なく、
過去問もほとんど流通していないため、自力で傾向をつかみ、対策していくことはかなり難しくなっています。
そのため、一般入試に比べて、各大学の傾向などの情報力が勝負になってきます。
◆ 1年生からじっくりの「一般」、2年生or3年生からはじまる「編入」
最後はあたりまえすぎる話ですが、一般入試で入学すると医学部の「1年生」からスタート、
学士編入で入学すると医学部の「2年生」or「3年生」からスタートです。
つまり学士編入で入学した方が、順調にいけば医師になるまでの時間がその分短くなります。
(もちろん留年してしまったり、国家試験にてこずったりなどする場合もありますが・・)
さらに大きいのが卒業までの費用の問題です。1年とばして2年生から入学できれば、
1年間分の学費がかからずに済みます。たかが1・2年といえども学費、教材費、生活費を含めるとそれなりに高額ですので
特に自費で通うことを考えている社会人の方などにとっては切実な問題となりうるのではないでしょうか。
◆ 合格者の体験談を聞いてみよう
いかがだったでしょうか?
学士編入と一般入試の違いやそれぞれのメリット・デメリットについてお分かり頂けたのではないかと思います。
今回ご紹介したそれぞれの要素と、前回のブログでご紹介した試験内容の違いなどを、
総合的に判断して頂き、皆さまそれぞれにあった方法でチャレンジするのがいいかと思います。
けっして、「日本ハムファイターズの大谷選手のように二刀流でいけるぜ」と思ってはいけませんよ。
大谷選手がそうであるように、それができるのは本当に一握りのすごい資質をもった方に限られるのです。
さて、次回のブログではこれまでと少し内容を変え、実際に医学部学士編入試験に合格した方の、
体験談などを少しご紹介する予定です。
学士編入は情報が勝負!河合塾KALSの医学部学士編入フェアもぜひお越しくださいね!