心理・チュートリアル通信「実力診断テストの活用・直前期の勉強法について」(2)
2024年度
チュートリアル通信では、大学院に合格したKALSのチューターが、勉強法や参考図書、研究計画書について、各大学院の様々な情報や、心理士事情など皆さんに有益となるようなコンテンツをお送りしていきます。日々の勉強の合間の息抜きとして、是非ご覧になってみてください。
実力診断テストの活用&直前期の勉強法
新大阪校チューター:河合
みなさん、こんにちは。新大阪校チューターの河合です。いよいよ試験が近づいてきましたね。 さて、今回は「実力診断テストの活用&直前期の勉強法」についてです。実力診断テストで自信がついたと感じる方がいる一方で、落ち込んでいる方もいるのではないかと思います。その気持ちをバネにし(一喜一憂はしすぎず)、直前期の勉強と本番に活かしていきましょう!
実力テストの活用
◆得意・不得意の分析
全体の点数にとらわれすぎず、まずは自身の得意・不得意について分析していきましょう。人によって間違えた・分からなかった理由は様々だと思います。どうして間違えたのか?なぜ書けなかったのか?等理由について分析し、今後の勉強の方針に繋げられることが大切です。これはどの教科にもあてはまることだと思います。
また大学院によって出題分野は異なると思います。そのため、分析をする際は志望する大学院でよく出題される分野はどこかということを念頭に置いてみてください。出題されない分野については深堀しないと割り切っていくことも直前期の勉強では大切だと思います。
直前期の勉強法
◆過去問の活用
直前期は過去問を活用しましょう。試験当日と同じ時間に解いてみることで、本番の時間配分が分かると思います。また、あらかじめ試験日と同じ流れを予習することで、安心にも繋がると思います。当日は知識量だけではなく、メンタル面の安定も大事になってきます。勉強法からは逸れてしまいますが、まだ一度も志望する大学院に行ったことがない方は、試験当日までに訪問しアクセス方法を把握しておくことで、より安心に繋がるかもしれません。
ただし、過去問は採点が難しいところも多いと思うので、何回もやる必要はないと思います。あくまで時間配分、得意・不得意の分析、自身の安心に繋がることを目的とし、取り組んでみてください。
◆インプットとアウトプットのバランス
直前期の勉強において大事なのは、インプットとアウトプットのバランスだと思います。もちろん前述したように実力テストや過去問で不得意な分野が分かり、インプットが必要な場合もあると思います。ただそこに時間をかけすぎないことが重要です。
また書く勉強は頭には入りやすいですが、時間がかかります。インプットやアウトプットをする際には、書かずに声に出してみるといった方法を活用し、効率よく取り組んでみましょう。
場合によっては、志望校対策として新しい参考書が必要という方もいると思いますが、あまり手を広げないこともポイントです。繰り返しになりますが、試験はメンタル面での安定も重要です。これまでやってきた参考書を繰り返し解いて、これは完璧だ!と思える参考書を一冊でも持っておくことで、安心に繋がります。試験当日はそういった参考書を持っていけるといいですね。
◆面接対策
記述試験だけではなく、面接対策も重要です。研究計画書について内容を知らない他者に理解してもらえるよう伝える練習や様々な想定問答を準備しておいてください。私は自身の研究計画書で指摘されそうなところについて、チューターカウンセリングを活用し想定するようにしていました。
矛盾するようですが、最後は想定問答にこだわらない姿勢も大事です。面接では多少の間ができても問題ないと思うので、思いがけない質問があったとしても、まずは自身の頭で整理し考えてから答えるよう心がけてみてください。数秒の間があったとしても聞いている側はそんなに気にならないものです。それよりも、まとまった回答ができるよう意識することが大切です。
最後になりますが、受験アンケート、研究計画書指導、チューターカウンセリング等河合塾KALSで活用できるものは全て使って合格へ繋げていただければと思います。試験当日は自身の持っている実力を発揮できるよう、特に直前期では体調に気を付けましょう。悩みや疑問が出てきた際は、お気軽にチューターカウンセリングを利用してください。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。