心理・チュートリアル通信「研究室訪問」(4)
2025年度
チュートリアル通信では、大学院に合格したKALSのチューターが、勉強法や参考図書、研究計画書について、各大学院の様々な情報や、心理士事情など皆さんに有益となるようなコンテンツをお送りしていきます。日々の勉強の合間の息抜きとして、是非ご覧になってみてください。
「研究室訪問」について
名駅校チューター:梶田
こんにちは。名駅校チューターの梶田です。
春学期が開講して1か月が経ちましたが,みなさんKALSの授業には慣れてきましたでしょうか?連休も終わってしまい悲しい気持ちを抱えている方もいらっしゃるかもしれませんが,目の前のことから着実にコツコツとやっていきましょう!チューター相談もお待ちしております♪
さて,今回のチュートリアル通信では,研究室訪問について私の経験を踏まえながらお話していこうと思います。
◆ 研究室訪問には行った方がいいの?
私としては,研究室訪問は行けるのであれば行った方が良いと考えています。“行けるのであれば”と述べたのは,研究室訪問にはメリットもデメリットもあると考えているためです。
研究室訪問のメリットとデメリットについて,以下に詳しく説明していきます。
◆ 研究室訪問のメリット
・大学や先生の雰囲気が分かる
→キャンパスの施設の充実度や,先生がどのような人なのかを知ることができます
・先生が行っている研究内容と自分のやりたい研究がマッチしているか確かめられる
→先生の研究や,現在いらっしゃる院生の研究について尋ねることで,自分のやりたい研究ができそうかを確かめることができます
・モチベーションアップに繋がる
→志望校についてより詳しく知ったり,先生とお話ししたりすることで,勉強のやる気も出るのではないでしょうか?
・面接のネタ作りができる
→研究室訪問へ行った経験はアピールポイントになります!
◆ 研究室訪問のデメリット
・事前準備が大変
→研究室訪問へ行くとなると,メールでアポをとったり,質問を考えたり,自分のやりたい研究についてある程度考えをまとめたりなど,準備することがたくさんあります
ここまで,研究室訪問のメリット・デメリットについて説明しました。
もちろん,行くことによって得られるものは多いですが,試験日までの時間も限られているため,気になる大学を全部訪問する!ということは難しいかと思います…
そこでですが,最後に私が実際に研究室訪問へ行った際のお話をしたいと思います。
◆ 私の研究室訪問
私は全部で3校の大学院に出願をしたのですが,そのうちの1校のみ研究室訪問へ行きました。研究室訪問へ行った理由としては,その大学院に出願するかどうかを迷っていたためです。実際に先生とお話して,出願するかどうかを決めたいと思い,研究室訪問へ行きました。
実際に研究室訪問をした感想としては,行って良かったと思っています。先程のメリットにも挙げましたが,まず実際に自宅からキャンパスまで行くことによって,2年間通学できそうかという現実的なイメージも湧きましたし,実際に先生とお話して「ここの大学では,自分のやりたいことがちゃんとできる!」と確信を持つことができました。また,先生もとても話しやすい方だったので,もしこの先生が指導教員になったとしても2年間うまくやっていけそうとも感じ,安心しました。
結果として,私は研究室訪問へ行ったことで,こちらの大学に出願すると決めることができました。時間の制約もあり,気になる大学を全て訪問することは難しいかもしれませんが,私のように受験するか迷っている大学へ行ってみるというのも,研究室訪問の1つの活用法だと思います。
今回は私の研究室訪問の経験を一部お話ししましたが,もっと詳しく聞きたいという方がいましたら,遠慮なくカウンセリングなどで聞いてくださいね。お待ちしております。