2018年MBAチュートリアル通信

チュートリアル通信第14回 合格者が語る!冬入試対策のポイント

チュートリアル通信
国内MBA合格者が、試験の仕組みや国内MBA対策、MBA取得後などについて語るチュートリアル通信
河合塾KALSの大学院入試対策講座では、チューター制度を導入しています。授業での合格指導のみならず、受講生向け学習ガイダンス「サクセスチュートリアル」や個別相談(カウンセリング)などを通じて、進路・志望先に関すること、自主学習に関することなど、合格に向けてきめ細かくアドバイスをしています。

河合塾KALSの国内MBA・MOT対策講座

第14回 冬入試対策のポイント
国内MBA対策講座 河合塾KALS

皆さん、こんにちは。冬入試をめざし本格的な受験シーズンを迎えておりますね。そこで今回は、冬入試対策のポイントを触れていきたいと思います。

◎冬入試対策のポイント

チュートリアル通信では、これまで志望校選びから研究計画書(エッセイ)の作成、筆記・口述試験の対策のポイントを整理しました。これらのポイントは冬入試も同じように進めて差し支えございません。各校の掲示板、あるいはHPを通じてバックナンバーをお読みいただければと思います。

・ 志望校選択(入試説明会)のポイント ⇒『チュートリアル通信第2回 国内MBA合格者が語る!志望校選択と勉強方法』『チュートリアル通信第3回 国内MBA合格者が語る!入試説明会のポイント』
・ 筆記試験対策のポイント           ⇒『チュートリアル通信第4回 国内MBA合格者が語る!小論文対策その1』『チュートリアル通信第7回 国内MBA合格者が語る!小論文対策その2』
・ 過去問、英語対策のポイント       ⇒『チュートリアル通信第6回 国内MBA合格者が語る!過去問の傾向分析と英語対策』
・ 研究計画書(エッセイ)のポイント       ⇒『チュートリアル通信第5回 国内MBA合格者が語る!研究計画書対策』『チュートリアル通信第11回 合格者が語る!研究計画書対策その2』

ここでは、冬入試特有のポイントを取り上げていきます。

1 出願書類は早めに

関西地域のMBA、例えば京都大学大学院(特別選抜)や神戸大学大学院では、11月中に出願が終わります。研究計画書の作成は最低1ヶ月、KALSの研究計画書指導を含めると2ヶ月程度必要になる可能性があります。出願書類はMBA合格の重要なポイントになりますので、早めの着手をお勧めします。

また、出願時期が年末年始にまたがる慶應義塾大学大学院(KBS)や早稲田大学大学院(WBS)、また年明けに募集する首都大学東京大学院など首都圏のMBA志望者も油断していけません。年末年始は仕事がないから出願書類作成に集中できると思いがちですが、冬入試は秋入試に比べると筆記・口述の試験日がタイトになっています。というのも、大学入試センター試験をはじめ学部の入試試験と重複するからです。出願書類の作成を年明けまで持ち越すと、筆記試験や口述試験の対策が十分に対応できない恐れがあります。従って、首都圏のMBA志望者も、年内に出願できるよう、秋から研究計画書やエッセイなど出願書類対策に着手しましょう。

2 秋入試受験者の誤解

冬入試受験者のなかには、残念ながら秋入試の結果が思わしくなかった方もいらっしゃいます。カウンセリングでその方々と面談をすると、

「秋入試では筆記試験で合格したけど、口述試験で不合格になった。筆記は大丈夫だから口述対策 に専念したい」

と考えている方が見受けられます。

先に申し上げますと、このような考えは完全に間違いです。冬入試受験者には、はじめてMBA受験に挑む方が多いのはもちろん、他校から志望校を変えた方、併願する方も多数含まれるからです。具体的には、一橋大学大学院や筑波大学大学院など年1回のみ実施するMBAを受験した方々は、4月からMBAに入学したいと思えば冬入試で別のMBAを志望することになります。また、冬入試は秋入試に比べると試験日程が重複するため(理由は前項で述べたとおりです)、やはり4月からMBAに入学を考えている方は、他校との併願を検討することになります。従って、冬入試は秋入試の結果と関係なく、「ゼロベース」での闘いになることを意識してください。
他方、冬入試ではじめてMBA受験に挑む方は周囲を気にすることなく、対策を進めてください。KALSでeラーニングやスクーリング、課題の提出・復習を着実にこなしていけば実力は身につきます。

3 参考までに
この原稿は10月23日に執筆していますが、2日前に慶應義塾大学大学院(KBS)の合格発表がございました。現在、チューターには社会人2名から合格のご報告を受けました。
1名は5月から、もう一名は8月からのスタートでしたが、私が見る限りいい意味でKALSを「使いこなす」ことで合格に結びつけた印象を持っています。両名とも仕事と両立しながら、eラーニングやスクーリングを着実にこなし、課題の提出も各回最低1度は添削を受けました。また、講師の指導やチューターのカウンセリングでも、質問のポイントを事前に整理することで効果的にアドバイスを引き出すことに成功しています。
はじめてのMBA受験に取り組むなか、すべてを効率的にこなすことは困難だと思います。KALSをペースメーカーとしてうまく使いこなしながら、冬入試に向けた対策を進めましょう。チューターのカウンセリングもぜひご活用ください。

以上、冬入試のポイントについてポイントを整理しました。
MBA入試にはじめて挑む方も、秋入試で一度チャレンジした方も、チャンスは平等に与えられています。スケジュール管理に気をつけて、万全な体制で受験に臨めるようお願いいたします。

MBAチューター