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大学編入は"第二の入試制度"です

 皆さん、大学入学のための道には大学入学共通テストを用いる一般入試や、総合型選抜、学校推薦型選抜だけだと思っていませんか?
大学編入は文部科学省が認める、"第二の入学制度"と言われています。
短期大学や大学で一定の単位取得をしていると、他の大学の3年次(大学によっては2年次)に編入することができます!
ここでは一般入試と比較して、大学編入の道を選択することのメリットをご紹介します。

大学編入のメリットとは

大学編入のメリットその1
~時間のお金とロスが少ない?~


 大学編入は短期大学や専門学校などで一定の単位を修めた上で、卒業見込みの方が対象です。
(大学で一定の単位を修めている方も対象です)
多くは3年次からの編入となるため、1年目から編入の道を進めば、現役入学生と同じタイミングで大学卒業を迎えることができます。
そのため、浪人するよりも時間と費用のロスが少なく済みます。
また、国公立大学に入ろうと思うと大学入学共通テストでは5教科7科目全て欠かすことができませんが、大学編入試験では大学入学共通テストの受験は不要です。
その上、大学編入試験はなんと3科目!
(詳細は「大学編入試験の特徴」をご覧ください)
自分の興味のある科目で国公立大学を目指すことができます。

大学編入のメリットその2
~国公立でも併願できる?~


 通常、特に国公立大学の一般入試は試験日程が重複してしまい、併願受験が難しくなっています。
一方で、編入試験は10月から11月に試験を実施する大学が多くはなっていますが、国公立大学/私立大学問わず大学によって日程はそれぞれ。
そのため、一般入試よりも格段に併願がしやすくなっています。
7月に実施する大学もあり、早い内に合格というお守りを持って本命大学に臨むという日程の組み方も可能です!
「同じ国公立大学を二つ以上受験したいけど、日程が被っていて選ばなくちゃいけない…」
「挑戦圏の大学を受けずに安全圏の大学だけ受けて後悔したくない…」
そんなお悩みをお持ちの方にはぴったりの制度です!

メリット活用事例


 国公立か私立か、住んでいる場所からの距離、得意な科目、学生寮があるか、などなど、受験する大学を選ぶ際には様々なところに着目したくなります。
求める条件にぴったりな大学が見つかっても、一般入試だと試験日程が被っていて泣く泣く諦めることも…。
左の画像は学生の皆さんのよくある希望ですが、編入試験であれば希望に当てはまる大学を複数併願できます!
(1名につき3-4校の併願が平均値です)

大学編入試験の特徴

大学共通テストは不要!
試験科目は3科目!


 特に一般入試で国公立大学を目指す場合、大学入学共通テストにおいて5教科7科目全て高得点を取る必要があります。
しかし誰にでも苦手な科目はあるもの。
克服には時間もかかるし、精神的につらくなることもあると思います。

 一方、編入試験は大学入学共通テストの受験は不要です!
大学・学部によって試験形態は様々ですが、大きく区分すると3つに分かれます。
この3つ全てを課す大学もあれば、2つの組み合わせ、1つしか課さない大学、様々です。
自分の得意不得意と、編入試験の科目を照らして受験校を決めるということも可能です!

 気になる科目をクリックして下さい!

受験学部の学問範囲に沿ったテーマの著書の一部や論文を読み、筆者の立場や回答者の立場を問われるものが多く出題されます。
また、専門用語について説明するなど、学部の専門知識を以て「書く」ことが求められます。
自分が志望する学部の範囲は自分が興味のある範囲。
まさに「好きな学問で受験できる」ことを表している科目です。

面接官から、その大学に編入したい動機、志望理由、大学に入って何を学びたいか、何にチャレンジしたいかを口頭で問われます。
面接官は大学教授であり、受験者が学びたい学問のプロです。
当然知ったかぶりやごまかしは通用しませんが、一番その大学で学びたいという熱意や学びに対する意欲をアピールを示すべき相手でもあります。
編入試験として面接のみを課す大学もありますので、コミュニケーション力に自信がある方にはオススメです。

企業だけでなく、大学もグローバル人材を求める傾向にシフトしています。
編入においても一定以上の英語力を求める大学がほとんどですが、後述のTOEICⓇなど、英語のペーパーテストの代わりに民間英語テストのスコア提出によって評価する大学も増えています。

民間英語資格により優遇制度もアリ!


 大学によっては資格取得や外部試験でのハイスコア取得によって優遇制度を取っています。
編入試験の科目に加点したり、科目試験を実施しない代わりに得点換算をするなど様々ですが、特に多いのは民間英語テストのスコア・取得級種認定です。
主に3つの民間英語資格が優遇認定に使用されており、出願時に提出することで評価対象となります。
もちろん、高い級種やハイスコアを提出すれば相応の英語力を持っているものと見なされ、編入試験において有利に働きます。
大学入試に民間英語資格の成績を使用することができるシステムにおいては残念ながらTOEICⓇ L&Rの参加は見送りとなってしまいましたが、編入においては多くの大学で評価対象として導入されています。