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心理・チュートリアル通信「KALSの有効活用法について」(2)

2023年度

チュートリアル通信では、大学院に合格したKALSのチューターが、勉強法や参考図書、研究計画書について、各大学院の様々な情報や、心理士事情など皆さんに有益となるようなコンテンツをお送りしていきます。日々の勉強の合間の息抜きとして、是非ご覧になってみてください。


KALSの有効活用法について(2)

新大阪チューター:中島 
こんにちは、新大阪校チューターの中島です。
今回のテーマは「KALSの有効活用法」です。この記事を読んでくださっている皆様は、かなりKALSを有効活用されている方々かと思います。今回は、そんな皆様だからこそ、お伝えしたい、さらに合格を近づけるための、おすすめのKALS活用行動5選を紹介していきたいと思います!

  1. 校舎に来校する

    「え、そんなん当たり前やん?!」と思うかもしれません。でもこれ、何を意識して来校するかで、意味が変わってくるんです。多くの場合、皆さん知り合いがほとんどいない状態でKALSへ来られているかと思います。孤独な状況&不慣れな教室。おおげさかもしれませんが、この状況ってまさに「入試本番のリハーサル」なんです。本番に近い環境でベストパフォーマンスを出す練習だと思って日々来校されると、本番の緊張もいくぶんか和らぐと思います。また、記憶は想起環境と記銘環境が類似しているほうが、想起されやすいという効果がありますので、より本番に近い環境でのインプットを心がけるといいと思います。
    オンライン生のみなさま、ご安心ください。授業以外にも、実力診断テストやチューターカウンセリングなど来校できるチャンスはたくさんあります。そうした機会をできるだけ活用し、本番に近い雰囲気をカラダで体験していってください。

  2. どんな資料があるか確認しておく

    KALSには次のような資料があり、閲覧することができます。
    ・過去問(大学院によって出題傾向は千差万別!特徴を知り、効率的に準備しましょう)
    ・受験アンケート(面接試験の内容など、実際に受験された方の体験を知ることができます)
    ・研究計画書集(実際に合格された方の研究計画書です。志望校ごとに整理されています)
    ・参考書
    志望校が決まった方もまだの方も、今の時期に一度、これらの資料がどんなものか実際に見ていただくことをおすすめします。ざっと内容を把握しておくことで、あとは必要なタイミングで欲しい資料にスムーズにアクセスすることができます。特に、先輩方の研究計画書集は参考になります。文章の感じ(量や文体)、引用文献数、「問題」「方法」の書き方などなど…、各大学院がどのような計画書を求めているのかを具体的に知ることができます。また、全然ノーマークだった大学院でも、自分の関心のある研究テーマの計画書がある場合、併願校の候補になるかもしれません。

  3. 段取りが分からないことについて、早めに確認しておく

    出願や入試までに、段取りが分からないことがある場合は、今のうちに聞いておきましょう。特に、「研究計画書作成」と「研究室訪問」は大学院入試ならではのことですので、たくさんの受講生の方々が相談に来られます。ものによっては、準備に2~3か月を要することもありますので、「〇月までには、□□をしておく」といったスケジュール管理が重要になってくるかと思います。チューターカウンセリングでは、そうした相談にも応じていますので、ぜひご活用ください。先の見通しが立つだけでも、頭の中のいろいろな不安が減って、学習に集中しやすくなると思います。

  4. チューターカウンセリング、研究計画書個別指導の予約を入れる

    事前に予約をし、相談できる機会として、おもに次の2つがあります。受講されているコースや科目にもよりますが、活用できる方はぜひご利用ください。それぞれの特徴を表にまとめてみました!


    チューターカウンセリング研究計画書個別指導
    ・チューターが担当
    ・回数制限なし
    ・利用時期:受講期間中ならいつでも
    ・内容:どんなことでも
    ・講師の先生が担当
    ・回数制限あり(ご利用は計画的に)
    ・利用時期:基本的には、研究計画書がある程度の形になった段階から出願までの間
    ・内容:おもに研究計画書の指導・添削


    ご覧のように、気軽に幅広く相談を受けるチューターカウンセリングと、より専門的に計画書について完成に近づける個別指導といった感じです。研究計画書でいえば、チューターカウンセリングに定期的に通いながら修正を繰り返していき、ある程度かたちになってきてから、個別指導を利用される方が多いです。注意点としては、個別指導は出願直前期には大変混みあうため、希望の日程に予約が取れないことがあることです。出願の日程に留意しながら、先に予約を入れておき、その日に向けて計画書を仕上げていくという方法もおすすめです。
    また、講師の先生にも幅広く質問したい!という人のためにOA(オフィス・アワー)として、先生が相談に応じる時間をとってくださる場合があります。もし、ご自分の校舎でOAが開催されていましたら、積極的にご活用ください。

  5. まず、講座担当スタッフの方に相談してみる

    さて、ここまでKALSの活用法についてご紹介してきましたが、これがもっとも簡単で、大事なことだと個人的には思います。KALSには講座担当スタッフの方がおられ、大学院講座の業務を担当してくださっていますので、もし皆様が、誰に相談したらいいか分からないことがあったら、まず講座担当スタッフの方々に相談してみることをおすすめします。窓口やお電話で「〇〇って、どうしたらいいですか?」「△△で困っているのですが…」など一言声をかけていただくだけでいいかと思います。次のステップのヒントが得られると思います。
    で、この相談、なぜ大事かと言いますと、大学院合格への道のりは、まさに「十人十色」だからなんです。心理系大学院は、実に幅広く、多様な背景をもった方々が受験されます。そのため、どんな対策・方法がベストかは、一人ひとり受講生のみなさんの状況によって大きく異なります。だからこそ、遠回りのようですが、個別に相談し、「今の自分に、ベストな行動は何か」をパンっと明確にすることを大切にしていただけたらと思います。


いかがでしたか。今回は「おすすめのKALS活用行動5選」についてご紹介しました。今すぐ、5つともすべてをやる必要はありませんが、“まず、これからやってみようかな”というものが1つでもあれば、幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!